私の心の中のお話です。
ご了承ください。
--- なぁ、チャンミン・・・気にすんなよ? な?---
・・・・・「ベ、別に・・・気にしてなんかないよ・・・」
カフェを出てから、キュヒョンに付き合ってラーメンを食べた。
けど、どうしてだか半分も喉を通らなかった。
寮に戻って、そのままベッドに仰向けになる。
天井を見つめてると・・・
--- 俺は、心配ないと思うけどな。チョン先生は、そんなに簡単に心を揺らす人じゃない・・・
と思う・・・ ---
キュヒョンが、遠慮がちに囁く。
ライバル・・・・・
--- 強力なライバルが現れました・・・・・先輩、新入生です。--- ミンホくんの言葉が、頭の中を駆け巡る。
--- 僕の中学ん時の後輩なんですけど、、、そいつ、中学ん時からユノヒョンの事狙ってて・・・---
・・・・・「狙って、、、る?」
--- 実は、このカフェに一度連れてきた事があって・・・。たまたま、その時にユノヒョンが手伝いに来てくれてて、、、
その時から、ユノヒョン一筋で・・・で、ユノヒョンが、東方学園の教師になることが分ってから、猛勉強して・・・---
・・・・・「入学してきたって、、、こと?」
--- そう、、なんです、、、まぁ、もともと優秀だったんですけど・・・。それが、よりにもよってユノヒョンのクラスに・・・---
・・・・・「そう、、、」
--- 先輩。どうせすぐに分かっちゃうだろうから、言っときます。奴を侮ってはダメです。強敵です---
・・・・・「はぁ、、、、」
大きな溜息が出た。
僕のそれを聞いたキュヒョンもまた、
--- はぁ、、、---
と、大きなため息を漏らす。
--- いい男を彼氏にすると、ホント、気苦労が絶えないな、チャンミン・・・---
僕は、その問いには答えず、キュヒョンに背を向けた。
--- そいつ、イ・テミンって言います。見た目は、女みたいに綺麗で可愛いんですけど、、、、 騙されちゃいけません。あいつは、小悪魔です--- イ・テミン・・・
何処かで聞いた・・・・
えーっと・・・
そうだ!
新入生の挨拶で、たしか代表で挨拶してた・・・
〝新入生代表 イ・テミン〟
あの人だ・・・
代表で挨拶するくらいだ。
きっと優秀なんだろう・・・
覚えてる。
在校生たちが、その姿にざわついてた・・・
まるで、フランス人形のように色が白くて透明で、、、
目鼻立ちがはっきりしてて・・・
髪は軽くウエーブがかかった明るい色・・・
当然、目立つその姿は、皆の視線を惹きつけた。
あの人が・・・・
僕のライバル・・・・・
なんだかとても、気が重い・・・
キム先生の事も・・・
そして、あの、イ・テミンくんの事も・・・
---チャンミン・・・好きだ・・・--- ---好きだよ、チャンミン・・・--- 大丈夫・・・
きっと、大丈夫・・・
僕は先生を信じてる。
その時、、、ポケットの中のスマホが震え、メッセージの着信を知らせる。
ディスプレイには・・・
〝ユンホさん〟
先生からのメッセージ・・・
逸る気持ちを押さえるように深呼吸した。
『チャンミン、会いたい・・・今度の土曜日、時間空けておいて?』
土曜日・・・
2日後・・・
2日後なんて・・・
待てないよ。
早く・・・
早く会いたい・・・
先生・・・・・
〝ユンホさん、僕も早く会いたいです・・・今から行ってはダメですか?〟
こんな不安な気持ち・・・
早く振り払ってしまいたい。
顔を見たら、きっとこんな不安な気持ち・・・
消えてなくなるはず・・・
先生の顔を見たら・・・
『迎えに行く。今、どこに居る?』
〝寮に居ます。〟
『分かった。寮から一番近いコンビニ、分かる? そこに居るから・・・』
〝はい、すぐに行きます〟
『チャンミン、待ってるから、、、ゆっくりでいい。気を付けておいで・・・』
僕は、急いで着替えて寮を出た。
息を整えるように、大きく深呼吸する。
先に見えるコンビニの前に、先生の車が見えた。
逸る気持ちを落ち着けて、ゆっくりと歩み寄る。
その時・・・
--- ねぇ、ユノ~イイでしょ? 暇ならドライブに連れてってよ~---
コンビニの扉が開いて、チョン先生が姿を現す。
白くて細い腕が、チョン先生の腕に絡みついてる・・・
足がピタリと止まり、動かない。
まるで、地面に縫い付けられてしまったように・・・
「こら、いい加減にしろ。」
--- ねぇ、ドライブがダメなら、ユノのマンションに遊びに行ってもいい? ねぇったら~ユノぉ~---
「お前、俺を呼び捨てにするな」
--- イイじゃん、ユノはユノじゃん。ねぇ、遊びに行こうよ~---
「いいから、離れ、、、、ろ、、、」
先生が、立ちすくむ僕に気が付いて・・・
でも、僕は何も言えなくて・・・
僕は、まるで知らない人のように、振り返って歩きだした。
--- ねぇ、ユノ、、、知ってる人? ---
5へつづく
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