私の心の中のお話です。
ご了承ください。


ウソみたいなホントの恋。1




・・・・・「なぁ、、、チャンミン、、、」

「はい、何でしょう? ユンホさん。」



砂浜に並んで座って、2人して白い波が寄せては返すのをじっと見つめていた。


「俺、、、この勝負、降りるよ。」

・・・・・「えっ?」


隣りのチャンミンが、驚いて俺の方に視線を向ける。


・・・・・「降りるって、、、どういう、、、」

「だから、、、」


その視線に、合わせるように、
チャンミンと向き合った。


「俺、ソンミと別れる。」

・・・・・「えっ? どうして?」

「なんだかさ、、、もういいかなって、思っちゃったんだ。」

・・・・・「もういいって、、、そんな、、、」

「味のないガム、、、なんだよ、俺は。」

・・・・・「ガム?」


味のないガム、、、マズいもんな、、、


「とにかく、俺はあいつと別れる。決めた。」

・・・・・「ユンホさん、、、」

「だから、お前、、、ソンミを大切にしてやってくれよ。」



チャンミンの瞳が、ユラユラと揺れる。
そして、俺から視線を逸らせるように、また前を向いて、海をじっと見つめ始めた。


あれ?

嬉しくないのかな?

この勝負、俺が自ら降りるって、、、そう、言ってるんだぞ?
俺が降りたら、チャンミンは晴れてソンミと・・・


「チャンミン?」

・・・・・「そんなに簡単に、諦めるんですか?」

「えっ?」

・・・・・「ソンミの事、その程度の気持ちだったんですか?」

「・・・・・いや、そういう訳じゃないけど、、、」

・・・・・「じゃあ、いいんですね? 僕が、ソンミと付き合いを続けても、、、」



いいも悪いも、すでに付き合ってんじゃん、、、
と、心の中で突っ込みを入れて、、、


「うん、、、」

・・・・・「うんって、、、ホントに?」

「なんかさ、、、俺思うんだけど、、、」

・・・・・「・・・・・」

「もし、今、ソンミが俺にさ、〝悪かった〟って、、、〝やっぱりユノが一番いい〟って、、、
そんな風に目の前で言ったとしても、俺、、、」


・・・・・「・・・・・」

「もう、ダメかも。」

・・・・・「どうしてですか?」

「何だろ? 俺、こう見えても結構一途なんだよな。」

・・・・・「・・・・・」

「だからさ、一度よそ見されたら、なんか信じられなくなっちゃうっていうか、、、」

・・・・・「・・・・・」



チャンミンは、ふっと笑って、、、


・・・・・「僕が言うのもなんですが、分かる気がします。その気持ち、、、」

「まぁ、別に、アイツだけが女じゃないし、、、」

・・・・・「ユンホさんは、どういった人がお好みなんですか?」



お好み、、、か、、、


「そうだな、、、まぁ、顏が可愛いとか、優しいとか、、、あとは、おっぱいがデカいとか?」


冗談で言ったのに、チャンミンが目を細めて俺を軽蔑の眼差しで見る。


「冗談だって、、、」

・・・・・「ウソ、、、ソンミが、ユンホさんは巨乳好きだって言ってましたよ」


なぁ、ソンミよ、、、
お前は一体、、、


「だから、、、そうゆう、こまごましたこともいろいろとあるけどさ、、、結局、、、」

・・・・・「・・・・・」

「味が無くなった俺でもさ、それでも噛んだときの感触が俺じゃなきゃダメだって、、、
そんな風に思ってくれる人、、、かな?」

・・・・・「やけに、遠回しな表現ですね。」

「そう?」

・・・・・「でも、分ります。ユンホさんの言いたいこと。」

「伝わって良かったよ。」

・・・・・「もう、デートも2回目ですからね。」

「デートって言うな。」

・・・・・「ふふふ、、、」



それから、俺たちは日が暮れるまで海を眺めた。
太陽が、空をオレンジ色に染めて沈んでゆく様は、とても綺麗だった。

なんだか、その景色を見ていたら、
ソンミの事は、許せそうな気がしたんだ。

アイツが、幸せなら、それでいいかって、、、



「帰ろうか、チャンミン、、、」

・・・・・「お腹すきました。ユンホさん、、、」

「帰りに、何処か寄るか。奢ってやるよ。」

・・・・・「ホント?」

「ああ、、でも少しは遠慮しろよ。お前、大食いだからな。」

・・・・・「えっとね、、、焼き肉がいい!!」

「はいはい、ほら、行くぞ。」


立ちあがって、尻の砂を叩いて、2人して歩き出す。
オレンジと黄色の波が、穏やかに俺達を送ってくれた。




・・・・・「じゃあ、ユンホさん。」

「ああ、気を付けてな。」


散々、焼き肉を奢らされて、
俺のアパートの前に戻ってきたのは、夜の9時を少し回った頃だった。


・・・・・「あの、、、」

「ん?」

・・・・・「また、電話しても?」


俯いたまま、小さく呟くようにそう言った。

けど、、、


「ダメだ。」

・・・・・「・・・・・」

「ソンミを、よろしくな。」



チャンミンは、俺のその言葉には何も言わず、
ただ、小さく頷いて、、、

そして、そのまま、静かにあいつは去っていった、、、、、








7へつづく

読者の皆さま、こんばんは。

王がようやく帰還しました。

おかえりなさい。




おかえりなさい。ユノ。
待ってたよ。

今日は、こころ日和。の読者さまと、ユノのお帰りを一緒に迎えられました。
とても楽しく時間を過ごせました。
参加してくださった皆さんに、心からお礼申し上げます。

そして、情報に疎い私に、ユノの写真や動画を送って下さった読者さまにも、
御礼申し上げます。
ありがとうございます。


それでは、本日はこのへんで。
おやすみなさい。
今日はユノの夢が見れますように・・・・・



こころ。

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